痴漢と服装
痴漢に関して、うーん？と思う文章があったので取り上げてみたりして。
はじめて、はてなダイアリーの引用を使ってみました。
どんな服装でも痴漢の被害自体は防ぐことができないかもしれない。けれども、その後の世間の支援に違いがあるのです。もし本当に服装と被害に遭う確率に関連がないのなら、世間の対応は理不尽ですよ。理不尽ですが、その事実を証明できない以上は、世間の常識に従って自己防衛するしかないのです。
「趣味のWebデザイン」24、25日の「備忘録」の文章です。ネタ元になったサイトが閉鎖？になってしまって、論議のもとになった文章がうろ覚えなのですが…
テレビ番組で痴漢に関して「露出度の高い服装で電車に乗る女性にも非がある」という発言を聞き「はっ？」と思った
という文章への反論。
- 服装と痴漢にあう事に関しての関係は実証されていない
- 露出度の高い服装に対して「ムムっ」と思う人が多いのは事実
で、上の引用文に繋がっていました。
ムムっ。
確かに、そうかもしれません。
大人しい服装の方が痴漢に遭いやすいという確たるデータはないのかもしれません。
露出度の高い女性の方がムムッとくる、かもしれません。
露出度の高い女性が痴漢に遭いやすいと考える人が多いのかもしれません。
だから、「痴漢被害は露出度の高い服装の女性にも非があるという考え方」は、理不尽ではあるけれど世間の考え方の一つとしてあるのかもしれません。
でも。
事実世間がそうだとしても、その考え方を堂々と認めてしまい、その上その「世間の常識」に合わせた方がいい、という考え方にはちょっと首をかしげてしまいました。
服装の判断の基準は人によって曖昧で、また服装以外の印象も関わってくるものだと思うからです。
これはあくまで私の一例なんですが
- ノースリーブワンピース
- かなりおとなしいカンジの服だと思っていたけど、母親から「肩が見えてる！そんなはしたない格好で外に出るなんて！」とたしなめられた。
- スーツに膝上丈のスカート
- 就職活動の際にリクルートスーツのコーナーで購入したもの。スカート丈は、ちょうど膝頭が見えるぐらい。これをきて痴漢に遭った時に、会社の先輩から「そんな短いスカートをはいているから」といわれたことが。
- ストッキングと生足
- 3年前の夏に、左右にスリットの入ったロングスカートに生足で何度か会社に出社しました。その後そのような服は着なくなり、会社には必ずストッキングを穿いていくようになったのだけど、つい先日同期に「そういえば●●ちゃんは、よく生足だよね」といわれた。
とまあこれは、あくまで私の一例でしかないんですが、自分が普通だと思う服装でも相手によっては印象が大きく違っていたり、数年前の印象をそのまま持ちつづけられていたりします。
そんなあいまいな判断を元にした考え方を世間の常識として認めることは、「露出度の高い女性が痴漢に遭いやすい」という曖昧な考え方を広げてしまうことになるのではないでしょうか？
って私の考えが飛躍しすぎ？
考えすぎ？
