極道恐怖大劇場牛頭(GOZU)

三池崇史、最高だ…!


下っ端・南(曽根英樹)は組長から、兄貴分である尾崎(哀川翔)を殺すよう命じられる。
公私共に世話になった愛すべき兄貴・尾崎…しかし組長の命令には従わねばならない。複雑な心中のまま、南は尾崎を車に乗せて旅に出る。ヤクザ処分場があるという名古屋の町へ…


「もしもデビット・リンチがヤクザ映画を撮ったら…」という、そのセレクトだけでおなかいっぱいですというコンセプトで撮影された戦慄のヤクザホラー。開始早々その世界が炸裂ですよ。ヤクザのえらい人たちが集まる会合にて、哀川翔が窓の外にうつるチワワを見ながら、鋭い目つきのまま突然言い出すんですよ。


「親分。あの犬は
ヤクザを殺すためだけにしつけられた" ヤ ク ザ 犬 "ですよ・・・!」



その後、魔界都市・名古屋にて南が色々道に迷ったり困ったり叫んだり困ったりしたんだけど、最後は(ネタバレ→)兄貴への愛を貫いた南が、兄貴の手ほどきで童貞を捨てて幸せに暮らす(←ネタバレ)というハッピーなお話でした。「大丈夫…アニキにまかせなさい」がエロかったなぁ。でもデビットリンチというよりは漫☆画太郎の世界だった気がする。
DVD借りてきてじっくり見たいんだけど、どこのコーナーにあるのかわからなかった。ヤクザコーナーにはなかったよ。なんというかもう本気でお薦めしたいし色々語りたいけど、頭が働きません。牛頭のテーマを歌いながら今日はこの辺で。
能勢っち誰にやられたの?牛頭のおじちゃ〜ん。


公式サイト→http://www.toei-video.co.jp/data/gozu/index.html
「もし「あいのり」の監督がデビッドリンチだったら」→http://s03.2log.net/home/minus/archives/blog134.html