龍三と七人の子分たち

連休中だからか4DX効果か、あり得ないぐらいチケット売場が混んでて焦った…私が知ってる大垣コロナはこんなに混んだことないよ…!龍三と七人の子分たちも、ほぼ満席でした!

北野武名義でははじめてのギャグ映画ということで少しどうなるかと思ってたんだけど、老い先短いおじいちゃんがハッスルする素敵映画でした!
この手の映画の最高峰といえばやっぱり『スペースカウボーイ』だと思うんだけど、『龍三と七人の子分たち』はそれに比べると基本的にみんなカッコ悪いのね。嫌われてるし、常識はずれだし、やることはイマイチ決まらない。金もないし余生も少ない。でも、それでいいというか、そうじゃなきゃいけないよね。引退したヤクザを美化して描いても、カタルシスは生まれないんだよね。
じゃあこのおじいちゃん達が何を持ってるんだっていうと、古くさい任侠心ただひとつ。それを不器用に振りかざして少しだけ世界を変えたラストは、やっぱりスッキリして気持ちよかった!
子分の中では、白い巨塔の大河内教授役の人がやっていた早撃ちマックが…すごくカッコ悪かった…wwwでも好きだ!早撃ちだけあってすぐに拳銃取り出して撃つんだけど、まっっっったく当たってないのが、いとおしい…!もっと活躍してほしかったなあ。