ここはいいインターネットですね。

昨日の女子高生サイト、「探偵ファイル」で隠しページもとりあげられてましたね。リストカット写真。うえ。
大阪府河内長野市・少年少女による家族殺傷事件〜かなり“イタイ”少女のHP〜 」http://www.tanteifile.com/tamashii/scoop/0311/04_01/index.html
また、この記事で「少女のどこがイタイんだ!」「リスカを侮蔑している、謝罪しろ」というメールが殺到したそうです。それについての考察はこちら。
リストカットと、大阪の女子についての考察」http://www.tanteifile.com/diary/2003/11/06/index.html

とまぁ・・・長々と書いてしまいましたが、現代社会においては若かろうが成人してようが、何らかの悩みくらいは持っていますよ。
それをこの少女は自己論理で武装し、「私達はこの世の中でただ一人。一緒に生きてくれる人より、一緒に死んでくれる人がいい」とばかりに、家族を殺そうという結論になり、それを実行した。

僕は、そういう人を「イタイ人」と呼称しても良いとは思います。(探偵ファイル

ズバリいいきってますね。


というわけで、これに関連して…うつ系サイトの考察ページのご紹介。境界例とはなにか?境界例の人の対人関係の困難さはどこからくるのか?といった基本から、なぜネット上にはうつ系サイトが数多くあるのか?なぜ自傷写真を公開するのか?などについての考えがまとめられています。ちょっと長いけどとても読みやすくてわかりやすいので、うつ系サイトに疑問を持っている方にはぜひお勧めしたいです。ただ、これはあくまでも一考察。これに限ったことばかりではないし、この内容がすべて正しいわけではないと思いますが、私はとても興味を持てる内容だと思いました。

境界例とインターネット」http://member.nifty.ne.jp/windyfield/bpd.html


しかし、境界例的心性の特質として、彼らは自分が見捨てられないことを確かめずにはいられない。
 彼らのページを見ていると、リストカット写真のある手前のページに「血が嫌いな方、自傷に偏見のある方は見ないで下さい」などと書いてあることがある。そんなに他者に配慮することができるのならそもそも公開しなきゃいいのに、と思うのだが、彼らは自分が見捨てられないことを、とことんまで確かめずにはいられないのだろう。こんなに「悪い自分」をインターネットが受け止めてくれることを確かめるために、次々と過激なリストカットの写真をアップする。彼らは自傷行為で母や恋人を試すように、リストカット写真を公開することによって、インターネットという共同体自体を試しているのかもしれない。(新サイコドクターあばれ旅)