平成関東大震災

「首都圏南部(房総半島〜丹沢山地相模湾)において、8月末から9月末にかけての間に、M7〜8程度の大地震発生を予測しています。」

大気中のイオン濃度を測ってグラフ化して地震との関連を調べている「NPO法人大気イオン地震予測研究会e-PISCO」の発表です。最新情報はこちらからドゾー。サーバーが弱いのか、記事になったりして話題が増えた後は繋がりにくいです。
http://www.e-pisco.jp/
最初に発表されたのが確か6月ぐらいなんで、地震系のコミュではかなり前から話題になってるんですが、昨日発売のFLASHで取り上げられて、今日は週刊文春で「9月に『平成関東大震災』」という煽りまくりの記事がでてました。新聞やテレビとかでもそろそろ取り上げられるのかな?

去年の9月にも地震くるくる詐欺がありました。
でも懲りずに今年も取り上げちゃう!だって地震怖いから!自分が怪我するのも嫌だけど、備え不足とかのつまらない理由で怪我する人とか出て欲しくないから!
この間の地震で、お母さんが落ちてくるテレビから赤ちゃんを守ろうとして怪我をした、というニュースがありました。赤ちゃんが大怪我しなくて良かったね、と思うのと同時に、テレビが落ちてくるようなところに赤ちゃんを寝かせちゃいかんよ…とも正直思っちゃった次第です。
8月末から9月末と範囲が広いので備えようにもアレですが、東海地震の前に発生される「東海地震予知情報」という、割と信憑性の高い予報ですら「発令後30分から3日間の間」というブレ幅がありますので!
とりあえず明日起こると想定して、今日のうちに備えを見直しておきましょう!

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地震予知(科学的データあり)も、地震予言(データ無し、予知夢や勘や占い)も、どちらも私は半信半疑です。明確な根拠や自信があっても外れる時はあるだろうし、逆に何の科学的根拠もない予知夢が当たることもある。予知が100%当たる事はまだないんじゃないかと思います。
逆にいえば、私が適当に鉛筆転がして決めた日に地震が起こる確率だってゼロではない。予知夢だって同じ事でしょう、根拠はないけれど当たることもある。
それは、地震がまだまだ不確実で、かつ、日本ではいつでもどこでも起こる可能性があるものだからです。

予言や予知夢を「科学的根拠がないから」「今までも当たってないから」「どうせガセリーノの言うことだから」と馬鹿にする気持ちはわかりますが、そこで何も行動を起こさないのもどうかな?と私は思います。
1番大事なのは、いつかは必ず来る地震に対して真剣に備えているか、再度確認をすることじゃないでしょうか。

地震が起きたときに危険かどうかを確認
 (寝室に大きい家具を置かない、高いところに重いものを置かない、ビル等なら避難経路が物で塞がれてないか、家や車に閉じ込められた時の脱出道具として、バールや避難ばしごを購入等)
地震後に離れている家族との連絡方法を確認
 (集合場所を決めておく、災害伝言ダイヤル171の使い方、携帯電話の予備バッテリや手回し充電器の購入)
 →災害伝言ダイヤルについての参照URL:
 http://www.ntt-west.co.jp/dengon/mobile/
地震後の対策(数日分の水や食料の備蓄、防寒具や予備薬等)

地震に対する備えは、地震が起こる前にしかできません。予知や予言に対して、本当に起こるかどうかだけを論点にして騒ぐのではなくて、「地震はいつ起きても不思議ではない」ということを再度真剣に考えて、本気で防災対策を考えるよい機会にするのがいいと思います。

今回のジュセリーノ氏の予言程度でも、水や防災用品の売切れがあったそうです。東海地震については、日本で唯一、地震予知ができる可能性が高い地震だと言われています。地震の前兆が見られた場合、気象庁から段階を踏んで「東海地震予知情報」が発令されます。
→参照URL:東海地震について(気象庁
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/tokai/index.html
事前に準備をしていない人が多いと、この時点で水や食料、防災用品の売切れが発生するでしょうねー。地震の備えをしていなかった人が、今回の予言騒動で少しでも防災意識を高めていれば、こういうパニックに巻き込まれる可能性も少なくなると思います。
つまりは、どんな予言・予知でも、聞いた時点で「地域一斉防災訓練が発令された」と考えて準備すれば、変に浮足立つ事も無駄に心配だけすることもなくなるかと。

地震対策、してますか?
いざというときにパニックにならないよう、この機会に防災対策を見直しましょう!