アルマゲドン2009

タイトルみて、最強の穴掘り職人ブルース・ウィリスが返ってきた!と思った人は、映画的にスレてない人だと思います。
でも気をつけて!
日本のレンタルビデオ店では、アルマゲドンは、ブルース・ウィリスにもマイケル・ベイ監督にも全く何の関係もなく、連続してシリーズ化されてるから!

アルマゲドン2007 [DVD]

アルマゲドン2007 [DVD]

アルマゲドン2007」(:EARTH STORM)
アルマゲドン2008 [DVD]

アルマゲドン2008 [DVD]

アルマゲドン2008」(FUTURE SHOCK:COMET IMPACT)ときて今回の
アルマゲドン2009 [DVD]

アルマゲドン2009 [DVD]

アルマゲドン2009」(POLAR STORM)。
さらには
アルマゲドン20XX [DVD]

アルマゲドン20XX [DVD]

アルマゲドン20XX」(20 Years After)
アルマゲドン 2012 [DVD]

アルマゲドン 2012 [DVD]

もう一つビッグタイトルをくっつけたお得な感じの「アルマゲドン2012」(Quantum Apocalypse)もあるよ!
これらのシリーズは、日本の映画配給会社が、海外で適当に隕石が出てくる映画を見繕ってきて、原題に関係なく「アルマゲドン〜」の邦題をつけて、それっぽいパッケージで売り出してるだけです。カッコの中が原題なんだけど、アルマゲドンという文字が一つも見当たりません。映画の内容も、共通点は「隕石」のみ。「スティーブン・セガールが出てくる映画の邦題はすべて“沈黙”」以上の力技。
このうち3本は「アルバトロス」という会社が引っ張ってきてます。
アルバトロス伝説はコチラ→http://www.fumi23.com/cinema/clm_nk.php?src=009

WOWOWでやってたのでうっかり見ちゃったけど、なんていうか…見終わった最初の感想が「経費節約してるなぁ」でした…
うまいぐあいに、CG処理を回避してる。
ディザスタームービーなので、隕石が落下したり地割れを飛び越えたり人が大量に感電したりするんだけど、そういう「要CG」な場面を、カット割で回避しまくってました。そういうのもうまくやってれば気にならないんだろうけど、受ける印象が「手抜き」でしかないので正直萎える。つまりショボイ。
隕石が落下したと思われる次のシーンで、爆心地にいた主人公が普通に車で家に帰ってたりするんだよ。え?そこは「隕石落下→壮大なフットビCG→それをギリギリ避けた主人公が被害状況をみて唖然…」みたいなお約束シーンじゃないの?ていうか、CG使わないにしても、仮にも爆心地で落下の瞬間に居合わせて生き残った人間なんだから、「SPに守られて帰宅」「マスコミからインタビュー責めにあいながら帰宅」とかあるべきじゃないの?何さりげなく一人で車運転して帰ってきてんの?
世界的な危機にもかかわらず、ご町内での活躍が大半なのもガックリ感をあおります。
ひさびさの「もうみねぇよ!」映画でした…