タイガー＆ドラゴン

ヤクザの世界だけをひたすらに生きてきた不器用な男・虎児（長瀬智也）。ある日借金取りに行った先で落語の世界に出会い、自分も噺家になりたいと思って林屋亭どん兵衛（西田敏行）に無理やり弟子入りする。しかし、話を覚えられない・喋りが下手、とまったく才能がなく、初の舞台ではお客さんがどんどん帰っていき最後に残ったのは一人だけという寂しい事に。
そんな中、師匠であるどん兵衛が怪我をし、かわりにコイツに教えてもらえといわれて行った先にいたのが、話は上手いがデザインセンスはまったくないデザイナー竜二（岡田准一）。成り行きでツルむことになった二人だが…
お正月にやっていた2時間ドラマ。サウナのテレビで見ていたんだけど、次々に話が転がっていくテンポのよさとキャラクターの良さに惹かれて、ゆだりながら最後まで見ちゃいました。早くもDVD化され、2005年4月15日からは同じキャストで連続ドラマ化！ですよ！今シーズンはみたい番組が多すぎる〜。
http://www.tbs.co.jp/TandD/p-intro_top.html

長瀬智也演じる虎児が、「不器用で鈍感である意味真面目すぎるヤクザ」という、実にいいキャラクター。どん兵衛との掛け合い漫才とか、最後まで残ってくれたお客さんに超馬鹿にされるが、それをほめ言葉と勘違いして喜ぶ鈍感さとかのエピソードがよかったなぁ。あと一番印象に残ってるのは、連れ去られ暴行を受けて冬の山中に放置されたとき、実の親がいない彼に暖かくしてくれた林屋亭のおかみさんの顔をふっと思い浮かべながら、「かあちゃ――――ん！」と叫ぶシーン！そしてその後ひょっこりとタイミング悪く現れる竜二に対してのセリフがまたよい！
「さっき、お前のかあちゃんの顔が浮かんだんだよ。でも、“お前のかあちゃーん”って叫んでも気分でないから、つい。ごめんな、お前のかあちゃんなのに。」とか、淡々と説明してるの(笑)
個人的にはこのドラマのクライマックスは最後の農園対決じゃなくてここだと思うなぁ。ドラマもきっと面白いと思う。楽しみだー！

【追記】
http://nagahirox.livedoor.biz/archives/12188766.html
セリフ起こしてる方がみえました。しつこく弟子入り志願する虎児のシーンの「北斗の拳かよ！」にサウナで噴出しちゃった。

【さらに追加】
地上波で再放送するよ！
4月9日（土）1:45〜3:40　CBCテレビ