出産しましたー。

gokudoh2006-01-29


予定日は2月1日だったんだけど、水曜日の検診でも「まだ全然子宮口が開いてないねー、もっと運動してね」とか言われてたんですよ。
しかし、毎日3時間散歩してるのにこれ以上何をどうしろと…


…で、体調がよかった金曜日。5時間散歩して、帰った後でイノキばりにスクワット、ソンキョの体制でメールチェック、と激しく運動してみました(・∀・)
その日は何もなくてがっくりだったんだけど、明けて土曜日の午後。かっちんと二人、買い物でうろうろと3時間ほど歩き回っていたら、なんだかお腹がチクチク痛くなってきたのです。「昨日運動したし明日は新月だから、明日あたりこれが陣痛になるかもね!」とか話しながら買物続けてたんですが…
あ、なんかイターイ…と思って立ち止まった瞬間、ダバーッと破水。しかもかなり多量で、ジーンズが一瞬でジットリと。車の中に入院準備品を詰めてあったので病院に直行したんだけど、着いた直後にはもう手術服に着替えて出産部屋に入室、そして点滴。えー、予想外です。こんな急展開になるとは。
破水の後はすぐに陣痛がくるというのが定説なのでドキドキしてたんだけど、お腹がパンパンに張ってくるのはわかるけど別にそう痛くはないなぁ…
と思って、かっちんには一度家に帰って書類とかを持ってきてもらい、ついでに髭も剃ってくるように命じました。オロオロしながらも帰っていったので、一人になった病室で午前中に書きかけだったバトンの回答の続きを記入。揺れる椅子に座ってフラフラ揺れながら、3時間ぐらいかけてまとめ終わりましたよ。
ちなみにその時のまとめメモ、表はバトン回答の下書きで裏は陣痛の来た時間のメモ。最後の方は3〜4分間隔で陣痛がきていて、このころになるとかなり痛くなってきたのでメモもだんだん荒っぽくなってます…日記をアップしたあと30分ぐらいで痛みがまた酷くなってきて、ついに椅子からベッドに移動。さっぱりしてきたかっちんに腰をさすってもらいながらひたすら耐えてました。
ちなみに陣痛の痛みなんですが、ゆうさまに聞いた「下痢の差し込み」という表現がぴったりでしたよ〜…下腹部が熱く、重く、痛くなるのです。
ただ、すごく痛いのかときかれると、実はそうでもなかったり。1分で痛みは治まるし、気絶するほど痛いわけじゃないんで、普通なら耐えられます。
が!この痛い期間に呼吸をするのがとにかく難しかった…陣痛の間は子宮が縮んでいるので、赤ちゃんも苦しいらしいんですよ。そこで呼吸をして酸素をおくるそうなんですが、息止めてれば我慢できそうな痛みも、呼吸しながら耐えるのはかなーり辛かったです。「体に力入れないで、息吐いて力抜いて〜」とか言われるんですが、無理じゃー!って感じ。痛いから体中で突っ張りたくなるんですよ。それを力抜けって言われても…(;´д`)
でも頑張った。鼻から吸って口から長く吐く。さらに痛くて長く続かないときは、「ヒッヒッフー」とか短めに吐く。何度か我慢できなくて途中で「ウウッ」とか呻いちゃったり気張ったりしたけど、わりと教科書通りにできたっぽいです。静かに耐えながら細く呼吸してたら、看護婦さんに陣痛きたのを気がつかれなかったり、ぎりぎりまで耐えてから呼吸をしてたら「陣痛のおきてる時間が短すぎる」と言われたり、「別に叫んでもいいのに静かだね〜」と言われたりしましたが。ハハーン。
しかしなかなか子宮口が開かないので、とりあえず浣腸をして便をだしきって、赤ちゃんがでやすくしましょう!ということに。え、ええ〜…とは思いましたが、拒否権などは当然ございませんよ。先にトイレで別のモノを産み落としてきました。
すると、みるみる酷くなる陣痛。短くなる陣痛の間隔。そしてなにかが下方向に迫ってくる感じ!キタキタキター!


…ベットに寝たまま、紙おむつの中に、別のモノを産み落としてしまいました…orz


急に痛みが酷くなって、体に力が入っちゃったみたいで…それでも看護婦さんに泣き笑いのまま「違うモノが産まれちゃいました」と報告するだけの余裕はありましたが。
そのあと1時間半ぐらいは、耐えるのみ。かなり疲れてきて、痛みが引くと眠気が襲ってきます。かっちんがたまに頭を撫でてくれるのが気持ちよくてうとうとしてたなぁ…痛みは、さっきの産み出しちゃった瞬間(笑)がピークでそれ以上痛くなることはなかったので、たまにくるビッグウェーブをやり過ごしてはうとうと、の連続でした。喉が渇いて何か飲みたかったんだけど、それよりも眠気が勝ってたので結局休憩時間はひたすらうとうと。何も飲まないままでした。一度体に力が入っちゃうとなかなか抜けないので、意識的に体をほぐしてから寝て、次の陣痛に備えるって感じ。
1時近くなってから、急に回りがバタバタしはじめて、ベットが変形して足を固定されたりレバーがでてきたり。看護婦さんが内線で「全開です、来て下さい」とか言ってるのを聞いて、目が覚めました。
こ、今度こそついに本物が!
ちなみにこの後は、もう全然痛くありませんでした…
むしろ「待ってました!!やってやるぜー!!!」気分で、超乗り気。陣痛のくるタイミングにあわせて2回ほど息をとめていきむんだけど、力を入れずに呼吸するのに比べたら…というか比較にならないぐらい超ラク。この状態だったら何回陣痛がきても全然平気、耐えられます。先生は一生懸命出口を広げててくれるみたいなんだけど、正直なにがどうなってるのかさっぱりわからず…看護婦さん達が「上手よ〜!」「うまくいきめてるよ!」とか褒めまくってくれるのに気をよくして、私はひたすら陣痛の波にのってイキミいきみまくるのみ。ちなみに3回目の陣痛で会陰を切られたみたいなんだけど、全然痛くなかったです…
ご存じですか、会陰切開。赤ちゃんの頭より出口が狭いときはハサミで会陰を切って出口を広げちゃうんですよ。しかも初産婦さんは大半が切るんだそうですよ。赤ちゃんは、いくら小さいとはいえ、あんな狭い所から自然に出てこれるなんて人体は不思議だなあ、とか思ってた自分には衝撃でしたよ。まさか切っていたとは。
4回目のイキミで看護婦さんにお腹を押されて、にゅるんと頭が出たのがわかりました。そのあとは私は脱力状態で、先生の補助で肩とかがニュルニュルでてきて…

産まれました〜…

産声は、なんか喉や鼻に色々詰まってたみたいで、エイリアン誕生状態になってました。「ウボェ、ムゴワ」みたいな。鼻詰まりをとったあとで血まみれのままお腹の上にシーツにくるんで乗せてもらったんだけど、なんかすごく熱い!おわー、い、生きてるよー!って感じでした…興奮してべたべたなでまわしちゃって、両手が血まみれに。普通は布ごしにだっこするだけだと後で知りました…
で、記念撮影してからかっちんが臍の緒に入刀。後で聞いたら、切る瞬間手がプルプルしたそうです(笑)
その後、かっちんは別室で沐浴を撮影、私は胎盤をニュルリと出して、切った会陰を縫ってもらいながら「イキミがうまかったよ!静かでいいお産だった」とか褒められてまたいい気分になってました。
これらが全部終了すると点滴が2時間ぐらいあるので、その間はまったりと。赤ちゃんもすぐ横にいるんだけど、たまに「ふみゃ」とかいうぐらいで全然泣かない…そのうち寝ちゃったので、しばらくは名前候補を考えたり、連絡メールを入れたりしてました。
点滴がなかなかおわらず、入院する部屋に入れたのが4時すぎぐらい。精神的にはハイなままだったので気がつかなかったけど、すごい足腰にきてました。立ち上がるだけでプルプル。筋肉痛になりそうです。
隣のベットでかっちんはあっという間にイビキかいてたけど、私は眠れずに今にいたります。産後ハイ?とりあえず今日は特になにもやることがないらしいので、本当にダラダラしてます。明日からはそうはいかないんだろうなぁ…


いやーしかし、楽しかったです!妊娠から出産まで本当に色々心配してて、回りにもあまり積極的に話してなかったんだけど…最後まで快適にすごせたし、楽しかったし、ほんとよかったです。その分これからが大変かもしれないけど、今後は長丁場なので息切れしない程度に頑張っていきたいですよ〜