ラブ・アクチュアリー

クリスマス前に見たい映画:ラブ編。
ラブ・アクチュアリー 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
もともと恋愛映画は好んで見ないんだけれども、ヒュー・グラントは別腹です。だって理想のたれ目だから。
そんなわけで、数ある「クリスマスがテーマになった恋愛映画」の中で、ヒューグラントが出てくるこの映画をチョイス&おすすめします。他にもいい映画があるのかもしれないけれど、ヒュー・グラントが出ていないので興味ありません。
複数の登場人物による愛や片思いや憧れが錯綜してギュギューっと詰まっている宝箱のような映画。知り合い同士が恋の鞘当をするビバリーヒルズ青春白書形式ではなくて、カップルの片割れが別の夫婦の片割れと何かしらつながりを持っているという半オムニバス形式。
とにかく、ヒューグラント演じる首相がかっこよすぎる…!いや、相変わらずたれ目でふにゃっとした雰囲気なんだけれども、片思いの相手にちょっかいを出してきた大統領をやりこめるシーンとか、男前過ぎて惚れる。
かなりみちみちにストーリーが詰め込まれているので、見終わった後で「そういえばあの複線はどうなった?」となるかもしれないけれど、ポンポンと気持ちよく切り変わっていく場面・バラバラに見えていた登場人物たちが徐々につながっていく話の運び方と、すべての物語がひとつにつながるさわやかなラストシーン、なにより一つ一つのストーリーにこめられた「愛しあうって素敵なこと」というメッセージが押し付けがましくなくて、全体を通してとても気持ちのいい雰囲気をかもし出しています。
描かれている愛は、恋愛での男女間の愛だけじゃなくて、家族愛や友人との愛みたいな、おおきな人と人との繋がりです。とてもいい映画だと思うので、クリスマスを過ぎてからでもいいから、恋愛映画は苦手という人にもぜひオススメしたいです。